和食を活かして!!色々な食品を・・・バランスよく・・・
日本人の食生活は昔と比べて大きく変化しています。
昔は主食の米を中心に水産物、畜産物、野菜など多様な副食品が加わった健康的な『日本式食生活(和食)』でした。 戦後の復興と共に生活環境も豊かになり、必要な栄養を十分摂れるようになりました。その反面、欧米的な食文化が取り入れられ、ファーストフード・コンビニ弁当・スナック菓子などが普及し、油をたくさん使った料理や肉類をとるようになりました。その結果、栄養のバランスがくずれ、肥満や糖尿病などの生活習慣病も増加の見られるようになりました。
1950年 | 2000年 | ||
米・加工品 338.7g |
米・加工品 160.4 |
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肉類 8.4g |
肉類 78.2g |
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乳類 6.8g |
乳類 22.2g |
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油脂類 2.6g |
油脂類 16.4 |
参考:食品郡別摂取量の年次推移 厚生労働省
欧米化食生活
日本式食生活
日本は欧米的な食文化に変化していますが、もう一度『日本の和食』に目をむけていてはいかがでしょう!!
「マグガバンレポート※1」では心臓病をはじめとする慢性病は、肉食中心の食生活がもたらしたとされており、高カロリー、高脂肪の食品つまり動物性食品を減らし出来るだけ精製しない穀物や野菜、果物を多く摂るように勧告しています。そのレポートの中でも最も理想的な食事は日本人が元禄以前に食べていた食事であると明記されたのです。元禄以前の食事とは、精白しない穀類を主食とし、季節の野菜や魚介類といった内容になります。皆さんも野菜を多く、色々な食品をバランスよく摂ることで生活習慣病を予防していきましょう。
※1:アメリカにおける現代栄養学の源で1975年にアメリカ上院栄養問題特別委員会によってまとめられたレポート